2025年5月1日（日本時間）、暗号資産投資商品で世界的に知られる21Shares USは公式Xアカウントにて、Suiのネイティブトークン「SUI」を原資産とするETFの申請を米証券取引委員会（SEC）に正式提出したことを発表しました。

2025年3月18日（日本時間）、米国の資産運用会社Canary CapitalがSui（SUI）トークンを原資産とするETFを米証券取引委員会（SEC）に申請しています。今回のSUIのETF申請の提出はCanary Capitalに続く2例目となります。

21Sharesとは

21Sharesは、暗号資産ETFおよびETP分野で世界最大級の運用実績を持つスイス拠点の運用会社です。ビットコイン、イーサリアム、Solanaなど多様な暗号資産に連動する上場商品を提供しており、米国市場での本格展開を進めています。

Suiに対する機関投資家の関心の高まり

この申請は、ここ一年間でSui上に複数の機関系投資商品が展開されている流れの中での最新事例です。これまでにも以下の金融機関がSui関連商品を発表してきました。

• Grayscale：SUIトラストの立ち上げ
• VanEck：欧州でSUI ETNをローンチ
• Canary Capital：SECにSUIのETF申請の提出

今後の展望

SUIのETFがすぐに承認されることはおそらくありませんが、SolanaをはじめとしたアルトコインのETFが承認される場合、それに続いてSUIのETFも承認される可能性があります。

ETF化による市場の拡大と、Sui上のDeFi・ステーブルコイン・ゲーム・AIといった実需アプリケーション群が相互に作用し、今後のエコシステム成長に拍車をかけることが予想されます。