2025年4月22日（日本時間）、韓国最大級の暗号資産取引所Upbitは、Suiエコシステムで展開されている分散型取引基盤「DeepBook」に関連するガバナンストークン「DEEP」の新規上場を発表しました。DEEPは、UpbitのKRW（韓国ウォン）マーケットにて取り扱いが開始されています。

DeepBookとは

DeepBookは、Suiブロックチェーン上に構築された分散型オーダーブックプロトコルです。このプロトコルは、従来の中央集権型取引所（CEX）で見られるような効率的な取引メカニズムを、オンチェーンで非中央集権的に実現することを目指しています。

Upbit上場の影響

Upbitは、韓国国内で最大級の取引量を誇る暗号資産取引所です。今回のDEEP上場により、以下のような効果が期待されます。

• 韓国市場を中心としたアジア圏でのDEEP認知度向上
• DeepBookプロトコルへの投票参加者および利活用層の拡大

上場から24時間すら経過していませんが、Upbitの取引高は他取引所の6倍以上を記録しており、「DEEP」全体の出来高の約6割を占めています。

今後の展望

暗号資産相場全体の上昇も相まって、Upbitへの新規上場発表前の価格から、すでに2倍以上の上昇をしており、出来高からもUpbitの影響はとても大きいといえます。

Sui銘柄で第2位の時価総額であった「WAL」を一時的に上回っており、CoinMarketCapでは暗号資産全体のランキングで90位となっています。

DEEPの過去最高値は、トランプ大統領就任直前の2025年1月19日（日本時間）の約0.34ドルです。暗号資産市場に資金が流れ込めば、史上最高値更新はすぐに達成するでしょう。

Upbitに上場しているSui銘柄は「SUI」「WAL」「DEEP」のみであり、「CETUS」を筆頭に他のSui銘柄も上場による急騰が期待されます。