2025年4月8日（日本時間）、分散型取引所Cetusは、データ特化型L1ブロックチェーン「Walrus」のテストネットで提供していた新UIベータ版を、メインネット上で正式に稼働開始したことを発表しました。

今までのCetusのページとほぼ同じUIでWalrus上のWebサイトを使用できます。

Cetusとは

Cetusは、Suiブロックチェーン上に構築された分散型取引所（DEX）で、以下のような特徴を持ちます。

• Suiエコシステムの主要DEXの一つであり、最大の取引高を持つ
• シンプルかつ直感的なUIによるユーザー体験を提供
• デュアル・トークン・システム （CETUSとxCETUS）を使用し、プロトコルの収益を通じてアクティブ・ユーザーに持続可能な報酬を提供

デュアル・トークン・システムを使用した記事があります。一年間使用したの時の実際のAPR等を確認できます。

Walrusの特徴と利点

Walrusは、あらゆる形式のデータをオンチェーンで保存・配信・制御できる、データ特化型のL1ブロックチェーンです。Cetusはこの特徴を活かし、よりリッチなオンチェーンデータUIの実装や、分散型ストレージとの統合、AI向け市場構築などに向けた試験運用を行ってきました。

ぽんどさんがWalrusを徹底解説しています。Walrusの概要や入手方法、使い道まで記事でまとめています。

今後の展望

Cetusは、Walrus上での稼働を通じて、複雑なオンチェーンデータを活用する新たな市場構造を試行しています。将来的には、Walrus上でAIモデルによるトレーディング支援やダッシュボード自動生成などの次世代DeFi体験が実装されるかもしれません。