2025年3月27日（日本時間）、データ特化型のレイヤー1ブロックチェーン「Walrus」がメインネットを正式にローンチしました。これに合わせて、WalrusのネイティブトークンであるWALが、暗号資産取引所BybitやBitget等のCEXで取引開始となりました。

Walrusとは

Walrusは、スケーラブルでプログラマブルなオンチェーンデータストレージを中核とするレイヤー1ブロックチェーンです。従来のスマートコントラクト機能に加えて、大容量データの保存・処理・流通をブロックチェーン上で可能にすることを目指しています。

• テキスト、画像、動画、音声、データセット、ブロックチェーンアーカイブなどあらゆるファイル形式に対応
• 分散型ストレージとスマートロジックの統合（プログラム可能なストレージ）
• AIエージェント、データNFT、DAOアーカイブ、金融記録などの用途を想定

WALトークンについて

WALは、Walrusネットワークにおけるユーティリティトークンであり、以下のような用途に利用されます。

• データ保存・配信の手数料支払い
• ネットワークへのステーキング
• ガバナンス参加（プロトコルアップグレード、料金設定等）
• ストレージリソースの取引・レンタル

取引所の対応

BybitやBitget等のCEXでは、WALトークンの取扱いが開始されており、WalrusとWALトークンのローンチと同時に取引が開始されています。

Suiとの関係

WalrusはSuiエコシステムとも技術的連携を進めており、一部AI・データプロジェクトがSuiとWalrusのクロスチェーン構成上で稼働しています。Sui上のDeFiおよびゲーム分野における大容量データ活用のためのバックエンド基盤としても注目されています。
AI×データ×ブロックチェーン領域における新たなユースケースの創出が期待されます。