Oracle Red Bull Racingは2023年6月1日（日本時間）、公式Xアカウントにて、ブロックチェーンプロジェクト「Sui Network」との提携を発表しました。

Oracle Red Bull Racingとは

Oracle Red Bull Racing（オラクル・レッドブル・レーシング）は、オーストリアの飲料メーカー、レッドブルが所有するF1チームで、イギリスのミルトン・キーンズに本拠地を構えています。2005年にジャガー・レーシングを買収して設立され、以来、F1世界選手権で数多くの成功を収めています。

モータースポーツとWeb3技術の融合

この提携により、Oracle Red Bull RacingはSui Networkを公式ブロックチェーンパートナーとして迎え、Web3領域での新たなファン体験の創出に取り組むとしています。Suiの高速かつスケーラブルなブロックチェーン技術を活用し、NFTやインタラクティブコンテンツ、限定デジタル体験の提供が予定されています。

公式ブログの記載内容

Sui公式ブログでは今回の提携に関し、次のように記載されています。

Oracle Red Bull Racing, an early adopter of blockchain technology, conducted an extensive market analysis to find a protocol that could match its own winning race engineering. Red Bull’s analysis revealed that Sui’s first-of-its-kind Layer 1 blockchain network fit the bill.
出典：https://blog.sui.io/oracle-red-bull-racing-blockchain/

Oracle Red Bull Racingは、ブロックチェーン技術の初期採用者として、市場分析を通じて自らのレース工学と釣り合うプロトコルを探しました。その結果、Suiの唯一無二のレイヤー1ブロックチェーンネットワークが要件を満たすと判断されました。

グローバルブランドとの提携の意義

Oracle Red Bull RacingはF1において複数回の世界チャンピオンに輝いた実績を持つ世界的なブランドです。そのような企業がSui Networkと提携することは、Suiの技術的信頼性およびブランド価値が認められた結果といえます。また、Web3業界全体にとっても、モータースポーツという大規模エンターテインメント分野での導入は重要なマイルストーンとなります。

今後の取り組みと展望

今回のパートナーシップは、単なるブランド露出にとどまらず、Suiブロックチェーンを活用した具体的なデジタル体験の開発が進行中です。レースイベントに連動したコンテンツ配信や、チームに関連する限定NFTの発行、さらにはメタバース領域での展開も示唆されています。